tomo ni yukashiki
いつもと違う夏…

なかなか明けない、今年の梅雨でしたが、

やっと、関西も先日、ギリッギリ7月中に梅雨明け、

8月がスタート致しました。

 

8月と言えば、ツバメのねぐら入り。

今年もすでに平城宮跡のねぐらには、

60,000羽のツバメが集まってきているようですよ。

 

ここ数年、『鳥見の会』でも

ツバメのねぐら入り観察会を開いてきました。

でも、今年はいつもと違う夏。

人数を集めるとなると、感染予防対策もしっかりする必要が出てくる…

ここ数日、奈良も感染者が急激に増えている感があり、

色々と考えた結果、

大変残念ではありますが、鳥見の会としての開催は

見送ることと致しました。

 

過去に参加された方は、場所もご存知だと思いますので、

各々で、足を運んでみてください。

 

また、まだ足を運んだことの無い方で、

場所や時間帯など、詳しいことを知りたい方は、

お気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

続きにて、ツバメのねぐら入りについて少し…

奈良、平城宮跡のツバメのねぐらは、

実は、国内最大級レベル。

ピーク時には、60,000羽ものツバメが集結します。

 

子育てを終え、巣立ったツバメたちは、越冬地に移動するまでの間、

集団でねぐらを形成します。

昼間、家族や小さな集団でそれぞれの場所で過ごし、

夕方、ねぐらとするヨシ原に戻って

みんなで夜を過ごします。

 

日没と同時に、どこからともなく集まりだすツバメ。

ヨシ原上空には、

空を覆い尽くすほど(やや大げさ?)のツバメが。

押し寄せては返す波のように蠢いたり、

時には、大きな鳥を集団で追い払ったり。

それはまるで、ダイナミックな航空ショーの様。

そして、一斉に、ねぐらの中に吸い込まれるように入っていき、

しばし、ヨシ原の中で雑談するツバメたち。

その後訪れる静寂。そして、気付けば虫の音に。

ツバメさん0羽から、ねぐら入り完了まで、

おおよそ30分強くらいでしょうか。

その一連の光景は、感動そのものです。
 

お盆前の暑〜い時期は、集まるツバメの数もピークになり、

平城宮跡付近には、およそ5万〜6万羽ものツバメが集まってくるのです。

 

夏の風物詩、この季節にしか見ることのできない

感動のひと時をぜひ体験してみて下さい。

 

人間界では、コロナの影響でいつもと違う夏になっていますが、

何やら今年は、ツバメさんのねぐら入りもいつもと違っていた模様…

つい最近まで、0(ゼロ)カウントの日が立て続けにあったみたい。

(いつもなら、7月中旬くらいから30,000羽ほど集まっている)

一体何が原因なのか。

まさか、コロナの影響?それなないか(笑)

 

でも、ここに来て、ツバメさんも50,000、60,000と

戻ってきている模様です。

気になる方は、奈良野鳥の会の方が記録をつけてくださっているので、

こちらをチェックしてみてくださいね。→

 

ただ、自然の中では、絶対は無いのです。

急に0カウントがやって来るかもしれません…

人間が予測するなんて、おこがましいこと。

はらはらドキドキ感も楽しめるといいと思います。

でも、そうなったら

私はショックで、へこむかもしれませんが(笑)

 

 

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