tomo ni yukashiki
修二会

修二会(お水取り)が終わると春が訪れると言われる奈良。

3月1日から始まった修二会の本行も残り3日となりました。

もう何年も足を運んでいなかった修二会のお松明。

昨日3月11日 、様々な思いも重なり、久しぶりに行ってまいりました。

噂には聞いていたのですが、

今年は新型ウイルスの影響で、ここ数年の異様なざわつきはなく

落ち着いた気持ちで参拝することができました。
 

練行衆の方々が、人々にかわって罪を懺悔し、

国家の安泰と万民の豊楽を祈る法要の修二会。

童子さんが担ぐお松明の火の粉を浴びることで、無病息災になるとも言われています。

と言っても私たちは、ギリギリに着いたので、火の粉を浴びることのない

後ろの方で静かに拝見。

 

お松明が終わった後、しばらく時間をおいて、本堂の舞台に上がってお参り。
 

二月堂からの夜景を眺めていると、いつもと変わらない穏やかな日常にも思えてくる。

でも、世界中であきらかに広がっている新型ウイルス。

目に見えない不安から、なんだかすさんだ空気感が漂いつつある今、

改めて、何気無い日常の有り難さを感じると同時に、

私たち自身も悔い改め、深く考える時なのだろうと感じていました。


そしてこの日、翌日の籠松明に備えて放水がありました。

かなりの火の勢いになる籠松明。

前日に、松明が通る辺りの天井など一体に水をかけて湿らせておくんですって。

初めて知りました…

そりゃそうですよね。

あの火の勢い、ずっと火事にならないのが不思議でした。

 

こうした努力もあって、1250有余年もの間一度も絶えることなく、

連綿と今日に至るまで引き継がれてきた「不退の行法」。

ありがたや。

 

1日でも早く、本当の意味での春が訪れますように…

<日々のこと> 
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