tomo ni yukashiki
『森のトリドリミドリ』の報告

一昨日、『森のトリドリミドリ〜春日山原始林を歩く〜

無事に終了しました。
参加者の皆様、本当にお疲れさまでした。

そして、本当に楽しかった!

 

写真は、春日山の山桜。

なんと、この日は、山桜が満開でした。

でも、春日山の山桜はかなり背が高く、上の方に咲いているので、

ボ〜ッと歩いていたら素通りしちゃいます。

地面に花びらを見つけたら、上を見上げて探しましょう(笑)

ソメイヨシノのようにモリモリと華やかさはないですが、

優しさと力強さを感じられ、じんわり心に染み入る美しさ。

 

さてさて、今回のご報告、続きにて。

 

 

今回もガイドはもちろん、
巨樹巨木の案内人、酒井二郎さん。

 

当初の開催日が雨で中止になり、

急遽、二日後に代替開催した為、

参加者4名、総勢7名、

今までにない少人数でのツアーになりました。

 

少人数ということもあり、

今回は、今までのコースに加えて、春日山石窟仏にも足を伸ばしました。
春日大社本殿バス停→上の禰宜道→滝坂の道(登り)
→首切り地蔵(昼食)→春日山石窟仏→南部遊歩道(下り)→高畑町で解散。


滝坂の道を登り始めて間も無く、私たちを出迎えてくれたのは…

 

なんと、夏鳥のオオルリ!!

写真では分かりにくいですが、本当に綺麗な青い鳥です。

道沿いの少し先、目線の高さに現れて、

美しいさえずりも聞かせてくれました。

なんとも幸先の良いスタート!
 

その後も木の実や木の年輪の話、磨崖仏のいわれなど、

興味深い話が盛りだくさん。

少人数ゆえの盛り上がりで、

気がつけば、大幅にお昼ご飯の時間をオーバー。

 

後半、やや気温が低めで、寒さを感じる部分もありましたが、

和気あいあいムードで、本当に楽しい一日を過ごせました。


しかし、楽しい時間を過ごす反面、

今年は、昨年の台風による倒木や土砂崩れで、

昨年のこの時期に比べ、相当荒れている印象でした。

 

道沿いも含め、手付かずのまま放置されているところが多く、

人手や予算が不足している事もあるようですが、

世界遺産である原始林は、倒木でさえ、撤去等に国の許可が必要になり、

すんなり復旧とはいかないみたい。

 

さらに、鹿から実生(次世代の苗)を守るための防護策も壊れた箇所があり、

案の定、幼木たちが食べられてしまったそうです。

 

その他にも、ナラ枯れの影響や

人為的に植えられたナギやナンキンハゼの増殖も継続していて、

このままだと、ますます、本来の原始林の姿では無くなっていく事が予想されます。

 

酒井さんは、原始林の歴史の話も多くして下さいます。

奈良時代から現代までの人間と原始林の関係…

大切に守られてきた事実と反面、

その当時の管理者が、都合よく手を付けてきたことに、

モヤモヤと矛盾も感じます。

 

今回は、少人数ということで、

私たち自身、改めてゆっくり考えながらお話を聞けたので、

今後に向けて色々考える、とても良い機会になりました。

 

これを機に、来年以降、このイベントの形態を変えるかもしれません。

(変わらないかもしれません(笑))

 

ただ、この原始林にはまだまだ魅力がいっぱいなのは確か。

その魅力を愉しみつつ、この森がこの先も続くよう、

何らかのかたちで関わっていこうと思います。

 

今回、代替開催に都合がつかず参加頂けなかった皆様、

ご一緒できなかったのは残念ですが、

ぜひ、機会を見つけて歩いてみて下さいね。

 

今回、参加してくれた最年少の18歳。

これからの若い世代にもこの魅力はきっと伝わっているはず。

 

 

 

 

 

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