tomo ni yukashiki
気が引き締まるお仕事

昨年の11月に開催された

『つちや織物所 奈良木綿手紡ぎの会 工房展』

その展で、皆さんの活動がカタチになった

手紬ぎ手織りの生地『奈良テキスタイル』を使って、

シャツを作る大役を仰せつかり、サンプルを製作させて頂きました。

 

そして今月、その展示会でご注文して下さったお客様のシャツを

お仕立てし、先日無事に土屋さんに納品が完了しました。

 

綿を育て 、収穫し、種やかすを丁寧に取り除き、

手で糸に紡ぎ、手織りで布に織り上げられた、

それはそれは、手間隙のかかった貴重な素材。

そんな素材を扱う仕事は、本当に気が引き締まるお仕事です。

(決して、普段の仕事は気が抜けている訳では…(笑))

 

(続く…)

 

シャツ用にと織られた生地は、

手紡ぎ特有の趣きのある表情があり、

経糸に絹の糸を使用しておられるので、ほのかな優しい光沢もあります。

とても上品な雰囲気の生地です。

生地を見るだけで、丁寧に仕事をしておられるのが伝わってきます。

 

そんな生地、

サンプルを作る時もかなり緊張しました。

しかし、お客様のご注文分となると、プラスαの緊張感が…

 

裁断はもちろん、縫製の過程でも。

縫い代の処理でハサミを入れる際には、

間違ってはいないか、何度も何度も確認…

最後のボタンホールなどは、本当にドキドキものです。

なんとか無事に仕上がり、ホッと一安心。

 

慣れる日が、来るのだろうか…(笑)

 

でも、仕上がったシャツは、やはりいい感じです。

手つむぎの生地ですが、野暮ったい感じは無く、

良い具合に表情があって、とても素敵なシャツになっています。

 

使い込む程に、良い雰囲気になりそう。

永く愛用して頂けたら嬉しいな。

 

このシャツには、多くの人の手仕事が詰まっています。

その中の一人として、参加できていることを

光栄に思います。

 

 

<製作日記> 
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