tomo ni yukashiki
心惹かれる拾いもの

なんとも言えぬ佇まい…

これは、アオギリの種。

先月末、ちょっとお散歩にと馬見丘陵公園に出かけた際に、

見つけちゃいました。

時期的には、もう遅く、こんなに綺麗な状態のモノが

ゲット出来るとは。かなりの感動。

そして、馬見丘陵公園にアオギリがあること、

この日まで知らなかった私達、

本当にうれしい発見でした。

まだ、若そうな木だったので、最近植えられたのかな?

 

『アオギリ(青桐、梧桐)(英名:Chinese parasol tree)』

アオイ科アオギリ属の落葉高木。

奈良時代に日本へ渡来したと言われています。

現代では庭木、街路樹、公園樹として植えられているとか。

 

秋に、いびつなエンドウマメに似た実ができるアオギリ。

冬になると、サヤが開き、サヤの縁にタネがついた状態に。

サヤの部分は、時間と共に風化し、

薄茶色のレースの様になり、軽くなります。

風が吹くと、軽い羽根を身にまとった種は、

タネの付いた部分を基点に、くるくると回転しながら落下するのです。

 

今にも朽ちそうなサヤの部分…

本当に繊細で、ちょっとのことで潰れてしまいそう。

なので、こんな時期に、

こんな美しい状態で見つけられた事が嬉しくて!

 

アップで見ると、本当に葉脈の標本みたい。

葉脈の標本は、水酸化ナトリウム溶液などを使って、

人工的につくるのだけど、

これは、自然と出来上がった姿。

繊細で儚げで、美しい…

 

なんだか、最近、無性に植物に魅かれる自分がいる。

しかも、美しく咲いている花ではなく、実や種、葉っぱ。

そして、それは生っているものではなく、落ちているもの。

そう、拾いもの。

(もちろん、美しい花も生っている美味しい果実も大好きですが。)

心惹かれる良いものを見つけた時の感動は、ひとしおです。

 

前を向いて、上を向いて進むことも大事だけれど、

たまには、下を向いて、足元を見つめて歩くことも、必要だ!

今まで見えていなかった何かを

見つけることが出来るから。

それが何よりもの収穫なのです。

 

なんて、言い訳をしながら、息抜きをする今日この頃なのでした。

 

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