tomo ni yukashiki
菊穴?

先日、お店に向かう途中、あるモノを発見。

そのあるモノには、まるで『菊穴』?と目を疑う様なモノが…

上の写真があるモノの菊穴?

下の写真が、私が手仕事で洋服に施している『菊穴』

似てる…

 

そのあるモノとは…

続きにて。

もう、察しのついている方もおられると思いますが、

虫系です。苦手な方は、気合いを入れてご覧下さい。

 

 

じゃ〜ん!

それは、大きな蛾でした。

写真では、あまり伝わらないかもしれませんが…

幅が15cm位あったでしょうか。

 

「大きな蛾」で、画像検索をしてみると、

その正体は、なんと『ヤママユ』

『天蚕(テンサン)』とも言われています。

絹の原料を作ってくれる、カイコと同様に繭をつくる蛾。

 

カイコは、家畜化された家蚕ですが、

ヤママユは、野生の野蚕と呼ばれる仲間です。

もちろん、この野蚕の繭からも糸を取ることも出来ます。

こちらは、以前に友人からもらった野蚕の繭。

左が『ウスタビガ』、右が『ヤママユ』の繭。

とても美しい、黄緑色。

ヤママユから取れる天蚕糸は、軽くて柔らかく、丈夫なんですって。

 

先日見た菊穴の持ち主は、

このヤママユの成虫の姿だったなんて、ビックリ。

(業界では、目玉模様と言うらしい…

しかし私には菊穴に見えて仕方がないのです(笑))

 

そんなこんなで、

蛾は、触れることはもちろん、見ることも

苦手だった私も、なんだか親近感が湧いてきて、

じっくり観察してしまいました。

 

そして、蚕のことが知りたくなった私たち。

色々調べていると、

成虫になった蚕は、口が退化しているため、食事が出来ず

幼虫期に蓄えた栄養のみで、生き、その寿命は1週間ほどだとか…

なので、その短い時間の間に子孫を残し生涯を終えるのだそうです。

ちょっぴり切なくなります。

 

そんなお蚕さんが、紡ぎだしてくれたシルク。

とても貴重で、ありがたいものであるということを

改めて感じることが出来ました。

 

私たち人間は、如何に自然と共に生き、

自然の恩恵を受けて生きているのかということ…

たくさんの気付きを与えてくれる自然に感謝です。

 

 

 

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